帆足本家 富春館 歴史ある空間の中で、非日常を愉しむ

江戸時代に臼杵藩稲葉氏領の庄屋となった帆足家は、農業のかたわら酒造をなりわいとして栄えた家柄。

現在の母屋「富春館」は1853年に臼杵の名棟梁と言われた高橋団内が手がけた由緒ある建物です。

1972年に酒造業を廃業してから、長らく使われていなかった酒蔵等を2001年に母屋も含めてレストラン、ギャラリー、菓子処、デリカテッセンとして一般に開放することに。

豊後竹田出身の南画家・田能村竹田が描いた詩画が飾られたギャラリーは、現代の優れたモノづくりアーティストの手仕事の作品展示会や多彩な催し物が開催される空間になっています。

代々伝わる長持(ながもち:古民具 衣類や調度品を入れる大きな箱)や、米櫃(こめびつ)をディスプレイに利用するなど、展示される作品とともに重厚感や高級感を感じさせる空間。展示作品とともに、帆足家に伝わる調度品も楽しめるギャラリーはその歴史も感じることができます。

1937年に隠居部屋として建てられた離れは、その空間を彩るように服飾系の作家作品が並んでいます。

大正時代に蔵から洋館に姿を変えたレストランでは戸次地区の特産品のゴボウをはじめ、地元産のお野菜を中心としたヘルシーな「元気が出る発酵ごぼう弁当」が楽しめます。

当時は来客用の応接室として使用された空間は、洋風モダンな当時の雰囲気も楽しめる作りで、ゆったりと流れる時間の中で食事を楽しめます。

菓子処『一楽庵』では、帆足本家で煎茶を嗜んだ文人たちを想い、遊び心のあるお菓子や季節の和菓子を楽しむことができます。四季折々に表情を変える帆足本家の庭を愛でながら、素朴で懐かしい手作りの味を楽しんでください。

帆足本家の道を挟んで向かい側には『ライフ&デリ富春館』があります。

戸次の特産品のゴボウを使ったスイーツや、発酵文化を継承した調味料や食品など、長く愛され、身体に優しい食品が並びんでいます。

中には、帆足本家に代々受け継がれる調度品をモチーフにしたパッケージに包まれた商品など、厳選された逸品ばかりなのでお土産としても喜ばれるものばかりです。

日常を離れ、非日常的な空間で贅沢な1日を楽しんでみては?

帆足本家 富春館
〒879-7761 大分市中戸次4381
tel:097-597-0002

休業日/月曜・火曜(祝祭日の場合は翌日)

ギャラリー 11:00〜17:00 *カフェは現在休業中
レストラン 11:30〜15:00 *レストランの予約 097-597-7676
菓子処 10:00〜17:00
お土産 10:00〜17:00